旅のあとがき English

東北

湯殿山 山頂で見たものや聞いたものを語ってはいけない神秘の山

山形県

曇り空の下、石段の上に立つ湯殿山の朱色の大鳥居と石灯籠
場所
山形県
時期
2026年9月 2泊3日
行き方
東京駅→(JR普通電車×乗換4回=11時間30分)→鶴岡駅→レンタカー60分 ※東京駅→(JR新幹線2時間)→新潟駅→(JR特急いなほ2時間)→鶴岡駅→レンタカー60分 だと短時間でアクセス可能
費用
5万円

羽黒山を降りきった門の前のカフェ「お休み処zuishinmon」は農家さんが運営してるとのこと。ここで食べた蕎麦は十割蕎麦なのにもちもちしていて、食べ応えがあり驚いた。

羽黒山の門前にある「お休み処Zuisin門」の外観。のぼり旗が並び、店先で犬を連れた男性が休んでいる

竹ざるに盛られた十割蕎麦と、そばつゆ、ねぎ、わさび、漬物が並ぶ盆

猫を触りながら食べる。この猫ちゃん、全然逃げない。尻尾をパタパタしてる。AIに聞いたら、暇を持て余している時にする仕草らしい。そうか、君は暇なのか。俺は君に会えて楽しいよ。

カフェの窓辺の長椅子に座る首輪をつけたグレーと白の猫、窓の外に神社の鳥居

レンタカーに乗り込み、湯殿山に向かう。ちょっと頭が痛いけど、なかなか来れないので気合いで運転する。たぶん熱中症。運動不足の体に階段2000段が堪えたんだろう。

湯殿山麓の駐車場に着く。料金所の係員さん曰く、参拝時間にギリギリ間に合うかどうからしい。時刻は15時過ぎ。

湯殿山麓に立つ朱色の大鳥居と石段、曇り空の下で山の緑が広がる

山頂行きのバスに乗り換える。車は使えないみたい。

到着。ここから先のご神域は撮影禁止。しかも見たもの、聞いたものを他人に話してはいけない。という教えらしい。

雲が低く垂れこめる湯殿山の緑の山あいと、遠くにのぞく残雪の山並み

ということで、山頂のご神域で見たもの、聞いたものは話せないのだが、湯殿山に行って本当に良かった。これが山岳信仰の原点なのかもしれない、と思った。

ところで湯殿山の山頂に行った人同士では、見たものについて会話しても良いんだろうか。なんか良くない気がするので、あんまり話さないようにしようと思う。こうして日本人の特殊能力である空気を読む力が高まっていくのだろう。

ご神域に何があるのか行った人だけ知ることができるという事実は、信者のみ秘密を共有するという観点から、信者間の結束を強める作用があるような気がした。誰かが意図して狙った効果では無いと思うけど。

無事下山。急いでレンタカーを走らせ、今日の宿である多聞館さんに向かう。

ガードレール越しに見る、夕日に照らされた田んぼと遠くの山並み

続く