旅のあとがき English

中部・北陸

佐渡ヶ島 100年以上前の船頭の家に泊まる

新潟県

漆塗りの板壁と箪笥に囲まれた囲炉裏、自在鉤に吊るされた鉄瓶
場所
新潟県
時期
2026年7月 2泊3日
行き方
東京駅→(JR新幹線とき2時間)→新潟駅→(タクシー10分)→新潟港→(フェリー佐渡汽船2時間30分)→佐渡ヶ島→レンタカー
費用
6万円

多くの日本人にとって、聞いたことはあっても行ったことは無い島の一つが、佐渡ヶ島だと思う。

佐渡ヶ島は本州の日本海側の新潟県にある。日本海に浮かぶ島で、東京からそれなりに距離があるためか、観光客も多くはない。

佐渡ヶ島と言えば思いつくのは、たらい船。たらい船は、その名の通りたらいを船にしたもので、オールを前後ではなく左右に揺らすことで進む、日本国内でも佐渡ヶ島でしか見たことのない船だ。

宿根木の入り江を進むたらい舟と「宿根木 たらい舟 はんぎり」と書かれた青いのぼり

たらい船に乗ってみたい。そんな気持ちだけで佐渡ヶ島に向かった。

東京から新幹線で新潟駅に向かう。新潟駅からタクシーで新潟港に行く。新潟港は複数あり、タクシードライバーに佐渡ヶ島へ行きたいと言えば伝わると思う。新潟港から船で佐渡ヶ島に向かう。

新潟港の岸壁に停泊する佐渡汽船の大型フェリーと横付けされたトラック

佐渡ヶ島への船では、お菓子目当てのカモメと追いかけっこできる。カモメって近付いてみると目が怖いんだよね。獲物を狩る目をしてる。

フェリーの救命いかだの上にとまるカモメ、曇り空の下に広がる新潟港

今回の獲物はかっぱえびせん。カモメにとってもやめられないし止まらないよね。

新潟港を出るフェリーの甲板で、かっぱえびせんを掲げてカモメに与える乗客たち

佐渡ヶ島に着いたらレンタカーを借りる。バスもあるが、本数は少ない。

今晩は、宿根木という集落にある一棟貸しのお宿「伊三郎」に泊まる。一応、宿のホームページには英語版もあるので、外国人でも宿泊可能と思われる。

宿根木集落に建つ一棟貸しの宿「伊三郎」の外観。板張りの木造二階建てに石の表札が掛かる

このお宿は、その昔に宿根木で船頭をしていた方が建てた民家で、建てられてから100年以上経つ。北前船が活躍していた頃、佐渡ヶ島は北海道と京都を結ぶ中継地点だったようだ。

掛け軸と置物が飾られた床の間のある宿根木の古民家の畳の和室

囲炉裏もあり、当時としては相当立派な家だったと思われる。今でも立派な家だ。

艶のある板の間に囲炉裏があり、自在鉤に鉄瓶が吊るされた古民家の室内

高いところに窓がある。煙を外に出すためらしい。

高い位置に格子窓が並ぶ薄暗い土間と、天井から垂れる太い縄。下には神棚や小さな祠が置かれている

歩くと軋む床の音が気持ちいい。

板張りの床の部屋に籐の椅子2脚と低いテーブル、格子窓の外に瓦屋根

明日はたらい船に乗る。

続く